『今日は父の26 回目の命日です。』

私が26歳の時に、53歳でお浄土に逝ってしまいました。
だから、父のいてくれた人生といなくなってしまった人生が、丁度半々になりました。

仕事の合間に、お墓参りに行きました。
今日は不思議な空模様の1日で、お墓参りに行く頃には綺麗な紅葉の上空に、なんと入道雲が!!
そして、お墓の前で正信偈をあげ終わるのを見計らったかのように、

ザザーッとスコールのような雨が降ってきました。

そして、そのあとの仕事へ向かう途中…。

西の空は夕日に夕焼け。
でも、上空は雨雲。
東の空は青空。
しばらく走れば豪雨になって、ワイパー全開!!

 

 

 

          しばし、走ると気づけば雨が上がり、そして…
          なんとなんと。
          大きな、くっきりと綺麗な虹が現れたのです。
          しかも、二重の虹が。

 

 

眺める虹の横に、父のニヤッとした顔が見えました。


「どうだ、綺麗だろ。これを見せるために、雨を降らせたんだ。

またゆっくり話そうな。」

 



忘れられない命日になりました。

 

 

 

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    彩子 (金曜日, 16 11月 2012 14:15)

    本当に素晴らしい光景を見せて貰えて何か只事ではない物を感じました。
    「俺、死んだ何処にも行かぬ、ここにおる、尋ねはするな、ものは言わぬぞ」 ある僧侶がおっしゃっていらしたことを思い出しました。
    目には見えませんが、常に心配して見守っているのでしょう。
    思い出に残る「二十七回忌」になり嬉しく私の心に留めて置きます。

  • #2

    京子 (土曜日, 17 11月 2012 08:11)

    素晴しく、心に響く一句ですね。
    父が生きている間には、暴言を吐かれたり 時には蹴られたり…なんて事もあったんだけど、亡くなってから私の心に住んでいる父は、小学生のときの優しい優しい父。結構“もの言って”くれてます(笑)