『“親”の心得。』

17歳になった息子と、腹を割って話す機会に恵まれました。
難しいお年頃…と言われる年齢でありながら、一般的には、

親しい友人や…せめて兄弟に話すような内容の話まで聞かせてくれる中…。


“今だから話せるんだけどさぁ…”と。
あのときは、こう思ったからあんな態度をとったんだ…とか、
あのとき、あんな言い方されたから、素直になれなかったんだ…とか。

ちょっと前に 問題児だったときの話でした。

 

叱られた側 (親たるもの、子供に対しては “怒らず 叱る” 姿勢を 貫きたいものです…)は、

それが理不尽であればあるほど覚えているものです。


52歳のわたしが、6歳の頃に受けた母親からの言葉を忘れられない…という例もあります。

 

ところが、叱った(というか、あのときは“怒った”んだろうなぁ…)側は

すっかり忘れてしまっている。

 

今回の話の中でも、「えっ?母さん、そんな言い方した?うっそぉ…」

みたいなことが 幾つかあり 反省です。

 

そこで、ひらめいたっ!!

子供とうまくいかなかった時、その状況やら、放った言葉、受けた言葉…など、

忘れないうちにメモを残しておいてはどうでしょう。

今なら、携帯っていう便利なツールもあることですし。
事件そのものは覚えていても、子供に自分が何を言って、

どうしてそれを言ったのか…が答えられなかったら、それは親側の落ち度です。
理不尽な理由なら、ここでしっかり謝らないと、その傷は息子の心から消えないし、

そんな“過去を振り返る話”なんて滅多にできる訳ではないのだから、

千載一遇のチャンスを逃すことになってしまいます。

 

今回私は、漠然とした言い訳をしてしまったんだけど、これではダメだなーと反省しつつ、

そんな言い訳を受け入れてくれた子供の寛大さに感謝した私なのでした。