これは、位牌の上部と、ご本尊です。
ドラマなんかだと、葬儀シーンは雑に扱われて、
いったいこれは何宗なんだ?
なんてことは、茶飯事だけど、
この画像は実際の現場で私が撮影した画像。
ご本尊は、後光が6本さしているので、“真宗大谷派”。
しかし、位牌の一番上の文字はサンスクリット語の文字で浄土宗。
この位牌のラスト二文字も“居士(こじ)”とついています。
しかし、先頭には 真宗大谷派の法名である“釋(しゃく)”の文字が。
この道30年の現場担当者にして「こんなの、初めてっ!!」と言わしめた、この状況。
実は、お寺様のやさしさから、このような形が生まれたのです。
“相手の立場になって考えて下さった結果”が、この珍しい位牌を生んだのです。
自分の宗派ではないご本尊の前で、読経をあげられる心の広さは、すごいです。
お目にかかりたかったなぁ。
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