『“とんび”より~』

 

ドラマ“臨場”に主演した時の独特の演技に惹かれ、

以来、内野聖陽さんのファン。

 
この度、東芝日曜劇場…という懐かしい響きの枠の

ドラマに主演され、もちろん録画して見ていました。

 

 

 

毎回、遠慮なくボロボロ泣きながら見ていたものだから、

初めは冷ややかな目だった長男・晋太郎も、3話くらいから興味を示し始め、

以降一緒にボロボロボロボロ泣きながら見て…端から見たら変な親子(笑)


ついに昨日、が最終話を迎えてしまいました。

ダブル主演になるんでしょうか、佐藤健くんがまた素敵で。
加えて、麻生祐未さんが、なんとも言えない優しさと愛情をさりげなく魅せてくれる中…。
その麻生祐未さん演じる、“ねぇちゃん”が、

血の繋がりもない“弟・ヤス”にとうとうと話すフレーズを、是非聞いてください。

 

ヤスさんが、一人息子が自立しようとしている時に、

自分から離れてしまう悲しさに耐えきれず、逆ギレしたい気持ちを“ねぇちゃん”にぶつけたときの“ねぇちゃん”の台詞です。

 

「双葉はね、一番最初に出る葉っぱなんだけど、花が咲くのを観ることはできないの。
枯れちゃうの。一番最初に苦労して芽を出してやったのに、成長の全部を見ることはできないの。それが双葉の宿命なの。かわいそうなもんよねー。

世話になったことなんて、振り返りもせず、感謝されるわけもなく、花はぐーって延びていく。親子って、そんなもんかもしれないね。

いいじゃない、あんたは。なんだかんだ言ったって、子供のそばにいられるんだから。
みさこちゃん(ヤスの奥さん)なんか、4年も(息子)いられなかったのよ(息子が4歳の時に、息子を庇って亡くなった)。そばにいたくても、いられない親だっているのよ。」

 

最後まで、ボロボロに泣きながら見ました。

予告で、ハラハラさせられましたが、いい終わり方でした。

本当に、久しぶりにいいドラマに出会えて嬉しかったです。