『エキスパート』

 

息子の資格試験の受験料を払いに、郵便局の窓口に行きました。

すると、私より歳上にお見受けする女性職員さんが、

このそろばんを気持ちのいい音をパチパチパチっと立てながら計算したのです。

いまどきに、このそろばんが却って新鮮に写りました。
軽やかな音と共に、私の頭の中には“エキスパート”って言葉がロールしていきました。