『思い出したくなかったのになぁ』

15日に放送された、”はじめてのおつかい“

確かにね、かわいいんですよ。
幼い兄妹が、一キロ先の商店へお買い物。
シャンプーと亀の子だわしと、缶のお茶を12個。

「ぼく一人でお買い物できるんだよ」とお店のおばあちゃんに
アピールする5歳の男の子に対し、ん?と思い始めた私。

牛を洗うための
シャンプーが欲しいことをお店のおばあちゃんに伝えるんだけど、ちゃんと伝えきれなくて
台所用洗剤を購入してきてしまった。

家に戻った兄妹から、買ったものを受け取った
お父さんお母さんは
「あれ?お父さんとお母さんは、シャンプーをたのんだんだけどなぁ。どうしよう?」…と言いました。
するとこの男の子の言い訳が…。
「『(お店のおばあちゃんが)これしかない』って言ってたから」と。

スタジオの大人達は笑っていた。
当の親も「ホントに?」とは一言も聞き返すこともなく、

改めて買ってきて欲しいシャンプーの説明をしている。
更に「たわしは?」と訪ねると
「たわしを聞いてみたらなんかぁ…『ない』って」と、可愛いくるくるの目をキラキラ光らせて

真顔で嘘をついた。

実際は、“たわし”の記憶が飛んでしまい「“わたがし”下さい」言ったのです。
加えて「ママが気が付かないうちに…」と言いながら、勝手に飲み物を買って飲んじゃった。

この辺りのコトは、まったくスルー。親もスタジオの大人達も、子供が嘘をついたくだりは

全くスルー。

んー、違和感。

ん?こんな嘘つきな 子供が昔いたぞ?えっ?

あー…。
わたしだ。
私、めっちゃウソつきの子供でした。
あちゃー、アイタタタタ。

親が恐くてね。
それでも、誉められたくて、いい子ぶりっ子のウソつきな子供だったんだー。
忘れてたなぁ、すっかり。でも、甦ったなぁ。
思い出したくなかったなぁ。
うっ、自己嫌悪だぁ。