12『おかみそり①』

「るてんさんがいちゅう おんないふのうだん きおんにゅうむい しんじつほうおんしゃ~」

と言う お経(呪文?言葉?)と共に、剃刀状の仏具を手に ご遺体のお顔の辺りの空中を

行ったり来たりの所作をすること。

各宗派、唯一共通のお経なんじゃないかな?

 

このあと、「ていじょうしゅほつ とうがんしゅじょう だんじょぼんのう くきょうじゃくめつ」

とか、「なむきえぶつ なむきえほう なむきえそう」

など、各宗派独自のお経がセットされたり…。

 

これ、事実ですけど こんなスタンダードなお経を 間違えて覚えちゃってる お寺さんがいらっしゃる(笑)

「るてんさんがい おんないちゅう ~」毎回必ず。誰にも指摘してもらえなかったのか

はたまた、注意されても 聞く耳持たなかったのかは 不明ですけどね。

 

この いわゆる “おかみそり”

“剃髪の儀”といわれたり “帰敬式(ききょうしき)”といわれたり。

 

で、これをいつするのか?

生前に個人の意思で先に受けたり、枕経の時だったり、通夜の開式前だったり、通夜式の最中だったり、葬儀の開式前だったり、葬儀の最中だったり、はたまた そもそも「おかみそりは しません」って お寺さんもいらしたり…。

で、やはり ここでも お寺さん毎に 仰ることが違う。

そして、やはり それぞれのお寺さんは 「自分が正しい」と思っていらっしゃったり。

おんなじ お寺さんでも 日によって 違うタイミングでされたり…

 

司会者は、その場その場で「仰る通りですね。」って顔して 進行するのです。

 

『おかみそり』については、まだ語りたいことが…

次回にまた…

 

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