29『喪主の挨拶は、神妙なだけに…』

挨拶は、喪主にとってきっと 大変に緊張をするものだと思います。
通夜や葬儀は神妙で悲しみ溢れる場所。
間違えてはいけない…と、どうしても自分にプレッシャーをかけてしまうが故に、
中々どうして、笑いをこらえねばならないような言い間違いが、
少なからず発生してしまうのです。
 
「遺族を代表致しまして、皆様に一言、ご挨拶を申し上げます。」
と、言うところで…、
 
⇒「遺族を代表致しまして、一言一言ご挨拶申し上げます。」
 
意味合いが、全く違ってきますよね。
そのあと心の中で
「一言一言ね」って、ツッコミをどーしても入れちゃう、人間のできてない私…。
 
「残りました 私共にも、今後 故人同様、一層のご厚誼(こうぎ)を賜りますよう 
お願い申し上げます。」
と、言うところで…、
 
「残りました私ともども~」
や、
「故人同様、一層のごそうぎ(ご葬儀?になっちゃった!?)を賜りますよう~」
 
 
言葉上では、一文字二文字の言い間違いが、大きく意味合いを変えてしまう、
恐さがあるのです。
 
でも、みなさん寛大で、もちろん元々の意味合いで受け止めてくださっているので、間違えたって全く大丈夫なんですけどねー。