36『いくらなんでも』

最近、同じ禅宗の御寺院の葬儀が連続して3回ありました。
お通夜には、この内2回 若院様がお一人で(1回は父上と共に)来られたのですが、なんと その2回とも遅刻。開式の5分前に来られても お時間に始められなければ 遅刻だと思うけど、開式の時間過ぎての到着は…ね。

時間になっても、始まらなければ 当然お客様はざわつき始めます。
「開式のお時間ではございますが、交通の事情によりまして 御寺院のご到着が遅れております。今しばらくのお待ち合わせをお願い申し上げます。」
なんてコメントをする訳ですが、実は大変 困ります。

初回の遅刻の時には 謝罪の言葉どころか 申し訳なさそうな素振りすら頂けず 大変残念な気持ちでしたが、またもやの遅刻❗️
今回は、打ち合わせを諦め 
担当者の「御寺院、到着されました!」との声を聞き、私はナレーションをスタート。
しかーし!
2分程ナレーションがすすんだところで
「御寺院、今控え室に入りました!」
喋りながら 私は心の中で「えっ⁉︎」です。
結局、6分遅れで御入場。
お経の内容も、前回と違っていて 手探りで進行をしなくてはならなくて…。

お位牌を持参される事もお忘れになられた…とのことで、さすがにマズイと思われたのか
退席される時には 前回とは違って 喪主様に向かい 丁寧に一礼。
くるっと振り返り 親族の皆様方に一礼して行かれました。

一司会者ごときが モノ言える立場では無いけれど、憤懣やる方ない…やり場のない思いでいたところ、通夜後には親族さん揃って激怒されていて…。
あー、その思いは 私だけではなかったんだ…と思えただけで 溜飲を下げることはできました。

しかしね、いくら高名な御寺様だとしても、ね。
いや、高名な御寺様だからこそ…が 正解なんじゃない?
などと、つい 。

明日は我が身と 気を引き締めて。

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    うわのそら (水曜日, 25 11月 2015 23:30)

    心無い坊主が 最近多くいる そんな気がします

    高名な寺の 坊主達は 毎年外車を 乗り換え

    女癖も悪く 仏門に携わる者とは 思えない振る舞い

    心ある坊主が 少なく なりました